地域の歴史を訪ねて(天平ろまん館)

 6年生が、地域の歴史を学ぶため、涌谷町にある「天平ろまん館」と「追戸横穴古墳群」の見学に行ってきました。最初に訪れた追戸横穴古墳群は、箟岳丘陵南側の崖に造られた大規模な横穴墓群です。これは7世紀の終わり頃から8世紀を中心につくられた豪族の墓で、岩盤に穴を掘ったものです。子どもたちは、興味を持って穴の奥をのぞき込んでいました。いくつもの並んだ古墳を見ることで、当時大きな権力をもった人物がいたことがうかがえました。次に訪れた天平ろまん館では、涌谷で採れた砂金が奈良の大仏造りに使用されたことや砂金掘りの元世界チャンピオンから砂金の見つけ方を教わるなど、充実した時間を過ごしました。説明する方への感謝の声掛けや質問されたことへの反応がすばらしく、「こんな小学生初めてです」と、とても感心されていました。この学習を通して地域の歴史に興味・関心をもってもらえたならうれしいです。